このCDのライナーを書きました。ちょっと面白いコンセプトだよね。。。。俺たちもウクレレ・サミット・グレイトフル・デッドじゃなくて、こんな感じで作っていたら、もっと売れたかな?
ライナーノーツ
邦楽のメロディーとハワイの言葉が、こんなにも波長が合うとは思ってもいなかった。日本の歌をハワイ語に訳してウクレレで奏でる、このプロジェクトの話を初めて聞いた時、正直、どうなるのかと心配したが、見事にその予想を裏切ってくれた。ラインナップは日本の童謡をはじめ、歌謡曲、ポップソング、それに沖縄の喜納昌吉が歌う、世界的にも有名な「花」まで、誰でも聴いたことがある曲ばかりだ。それなのに、そのすべてが新鮮だった。聞けば聞くほど、ノスタルジックな音に吸い寄せられていく。日本のメロディー、ウクレレの音、ハワイ語、それらが三位一体となって五感を刺激し、同時にリラクゼーションの世界へと誘ってくれる。懐かしくもあり、新鮮でもある、そんな言葉がしっくりとくる音だ。
さらに、ウクレレはマジカルな楽器だ。人を優しくするように作られているんだろうか。聴いている人の笑顔は隠せない。ウクレレの音は、見えない歴史でつくられている。もともとポルトガル人がハワイに持ってきて、ハワイアンが使いはじめた。すると、その音はハワイのレイドバックなフィーリングにぴったりだった。やがてウクレレはハワイらしさを身につけていく。白い砂、小さな島、ヤシの木、プルメリア、夕日を見ながら飲むマイタイ、いつもながらのトレイド・ウィンド、ウミガメ、ハワイの人たちが持っているマナとアロハスピリット。そしてポルトガルでブラギーニャと呼ばれたウクレレは、今、ハワイを象徴する存在となった。
最近はエレキギターみたいに弾くアーティストもいるが、基本的に僕はウクレレは優しく弾く楽器だと思う。まどろみのなかにいるんではないかと錯覚させる、あのまろやかな音にこそ、ウクレレの良さが詰まっているのだと思う。
このアルバムを聴くと、日本の魂とハワイのスピリットが一つになって、太平洋が結ばれる感じがする。長い縄で海の向こう側から、お互いが引き合って、世界を近くするみたいに。ハワイを感じながら、その音の奥行きに、ぴったりと寄り添いながら味わってほしい。トロピカルドリンクでも手に入れて、ゆっくりと音楽を飲みこんでみてくれ。やがて新しい世界へと運ばれていくだろう。

MySace
ウクレレ・ビーチ
ウクレレ・ビーチ
ロックンサーフィンメッセージ